「天気の子」の感想、ファーストインプレッションおよび英字タイトルの意味について

「天気の子」の感想、ファーストインプレッションおよび英字タイトルの意味について

新海誠監督「天気の子」を見ました。他の人のレビューから影響を受ける前に、自分が感じた印象をまとめておきます。

映像と演出が素晴らしかったです。ダイナミックに変化する美しい映像はいつまでも見ていたいと思いました。


「天気の子」は、「君の名は。」のフォーマットを踏襲して、作家性を強めない代わりに物語的ガジェットで色を出し、エンターテイメント路線を意図して作り込まれた作品だと想像します。

新海誠さんも日和ったなと悪意を持って解釈することもできますが、「君の名は。」の大ヒットの後でも意外と余裕を持たれているのかなと感じました。

ただ、30台半ばのかつてオタクだった者が既視感を覚えるジュブナイルあるいはギャルゲー的な物語的ガジェット群が、現在の一般的な感覚に対してどのようにリーチし、どのように受け止められるのか今後の展開を興味深く思います。

オタク論壇的には、セカイ系的世界への後退と見るか、別の現代的な意味を見出すか精査が待たれるところではないかと思います。

鑑賞方法は、様々に配置されたガジェットをライトに解釈して遊びつつ、素直にカタルシスを受け入れるのが正答ではないでしょうか。

英字タイトルの意味

「天気の子」の副題、英字タイトルはWeathering With Youです。

weatherは「天気」という意味で一般的な名詞ですが、動詞としては「(嵐・困難など)を無事に乗り切る、うまく切り抜ける」という意味があります。

ですから、Weathering With Youは「君と一緒に困難を乗り越える」くらいの意味で読むことができます。