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ESET Internet Securityインストール環境のWSL2で名前解決ができない問題を解決する

ESET Intetnet Security (ESET)をインストールしているWindows 11環境で、WSL2 (Ubuntu)のapt updateを実行したときにTemporary failure in name resolutionが発生しました。apt update以外にもドメイン名の解決を伴う通信はすべて同様のエラーとなり、正常な通信ができない状態でした。

エラーが発生する理由は、ESETがWSL2環境からデフォルトDNSへのアクセスをブロックするためです。WSL2のデフォルトDNSにはホストのWindowsにアタッチされるWSL向けの仮想インターフェースが割り当てられます。ESETのファイアウォールに該当の通信を許可するルールを追加することで問題を解決します。

ESETのファイアウォールに許可ルールを追加

ESET Internet Securityのコンソールから設定-ネットワーク保護を選択し、「ネットワークアクセス保護のトラブルシューティング」欄の「ブロックされた通信の解決」を選択します。

表示された一覧から、タイトルがInternet Connection Sharing (ICS)、リモートIPがWSL環境のIPアドレス、ポートが53のエントリーを探します。該当のエントリーのブロック解除を選択します。ping amazon.comなどを実行し、ドメイン名で疎通できることを確認します。

参考